11月10日(日) 晴れ時々曇り
6:30 ウインク西駐車場に4 名が集合し、滋賀県栗東市の金勝アルプスに向けて出発。
道中の車内では、リーダーの新車にまつわるエトセトラに大笑いしたりしながらあっという間の約2 時間、一丈野駐車場に到着し上桐生登山口から登山スタート。
まずは『森林浴の森日本100 選』に選ばれている、自然林がとても美しいよく整備された平坦な登山道を歩きます。程なく小川のせせらぎに出会い、沢沿いの渡渉コースが始まります。水量は多くはないので、楽々に渡渉。少し進んでまた渡渉。今度は岩場。滑らないように気を付けながら岩を登って、また渡渉。次はロープ+岩場でハイ渡渉!渡渉、岩場、ロープ+岩場、渡渉、岩場、ロープ+岩場+渡渉。ここ、めっちゃ楽しいんですけど!!!ワー↑キャー↑↑言いながらどんどんと進みます。分岐を経て『落ヶ滝』方面へ行くと、見渡す限りのシダの群生が広がり、まるでジュラ期の森へタイムスリップしたかのよう。5 分程で到着した一枚岩の落ヶ滝、水量は少ないものの、すぐそばまで近付ける高く大きな岩はすごく迫力がありました。分岐地点まで戻り、シダの生い茂る岩場を楽しみながら尾根の分岐に到着。先ずは左折、鶏冠山へ。少し急坂を登り到着した山頂は、あまり眺望はありません。来た道を戻り今度は分岐を右へ、天狗岩を目指します。
尾根ルートは花崗岩のザレた細尾根で所々眺望が良く、麓の近江平野に近江富士(三上山)、琵琶湖南端に大津市街地、そして比叡山とその奥の愛宕山まで見渡せました。尾根の山肌からは沢山の巨岩奇岩が飛び出ていて、まるで山全体がオブジェのよう。またワー↑キャー↑↑言いながら、あちらこちらの奇岩に登っては素晴らしい景観を眺め、写真も沢山撮りました。シャッターを切る掛け言葉は『はい、ジャンダルム^^!』 もう気分はすっかりジャンダルムです。笑
まるで自然のアスレチックのような楽しいコースを進んで行くと、猛々しくそびえ立つ天狗岩が見えて来ました。天狗岩の上に立つ人影が、ライオンキングの有名なワンシーンを彷彿とさせトキメキます。天狗岩の足元に到着し、ザックをデポしてロープを使いながら天狗岩アタックです。巨岩が折り重なったり、えぐられたり、、まるで巨大迷路のような複雑さと面白さ。ここは裏のリーダー(会長)が、右へ左へと引率して下さり迷う事なく天狗岩のてっぺんに到着!天狗岩の上は360 度を見渡す圧巻の大パノラマで、あたかも天下を取ったかのような爽快感を覚えました。後ろ髪を引かれる思いで岩から降り、少し先の見晴らしの良い岩場に腰を下ろし、談笑しながらお昼ご飯を頂きました。談笑と言っても、年齢柄もっぱら話題は定年だとか年金受給等が中心になる訳ですが。あまり笑えない。さて、お腹も満たしてここから後半戦です、、が!ここでリーダー、シンキングタイム!!
この後、竜王山に行く時間の余裕はあるのだろうか??私達、前半はしゃぎ過ぎて思いの外時間を費やしてしまったようです。
取り敢えず竜王山との分岐まで周回ルートを進み、そこで判断される事になりました。そして分岐までスタコラサッサと歩を進め、無事に竜王山に行けるとの判断が下りました。花崗岩がえぐられた、まるでウォータースライダーのような細いザレ道を歩き、茶沸観音、馬頭観音にご挨拶をしつつ通り過ぎ、アップダウンを繰り返しながら竜王山山頂に到着。長居はせず、下山ルートの『狛坂磨崖仏』方面へ向かいます。ザレ道なので滑らないように気を付けます。目の前にドーン!と現れた6m もの大きな磨崖仏は国内最古級の約1300 年も昔に彫られたものだそう。古の世界に思いを馳せながら、最後に『逆さ観音』を目指します。なだらかな下り坂を進んで行くと、地面が少しずつまた水気を帯びてきます。前半でもそうですが、すごく水の豊かな山だなぁと感じました。麓に日本一大きな湖があるのも納得です。さて舗装道路を歩いた先の『逆さ観音』へ到着。山上から転げ落ちて頭が下の逆さになってもなお、水害から人々を守って下さっているのだそうです。感謝しかありません。石積みの堰堤としては日本最古だという『オランダ堰堤』を通り過ぎ、駐車場まで戻りました。この金勝アルプスは、自然が作った楽しいアスレチックで、かと言って危険過ぎる所もなく(小さなお子さん連れのファミリーにも沢山出会いました)本当に楽しく、美しく、最高に素晴らしいコースでした!5 年コートの新車での安全運転と細やかな気配り心配り、沢山のユーモアと何かと出て来る言い訳(笑)で終始楽しませて下さったリーダー、ご一緒して下さった皆様、本当にありがとうございました。
♢コースタイム:
ウインク西駐車場集合6:30 出発 8:53 上桐生登山口…9:22 落ヶ滝…10:26 鶏冠山…11:49 天狗岩…13:20 竜王山…14:07 狛坂磨崖仏…14:55 さかさ観音
…15:08 オランダ堰堤…15:16 上桐生登山口
♢参加者4 名 (男1 名・女3 名)
♢費 用 6,300 円/人(車両維持含む)